ウォータージェットの金属加工例

ウォータージェットの利点

その多様性、操作性の高さから、ウォータージェットは工作機械加工の主要ツールとして世界で著しい成長を見せています。ウォータージェットの技術を現場に取り入れることで、お客様のビジネスに多くのメリットが見い出せるはずです。

ウォータージェットの最大の強みは多様性

アブレイシブウォ―タージェットは、板厚1.59mmから254mm以上のあらゆる材料を加工し、量産加工から試作加工まで様々な用途に合わせてお使いいただくことができます。ウォータージェットによる切断加工では、水溶性の材質でない限り、材質を問わずにあらゆる素材の切断加工を行えます。


ウォータージェットはアプリケーションを問わない究極の工作機械です。そこには3つの主要な利点があります。

ウォータージェットは熱影響を受けない

ウォータージェットで加工する際、材料は熱影響や機械的応力を受けません。熱によって素材が溶けてしまうリスクや焦げてしまうリスクも防げます。

滑らかな仕上がり

一度の加工で、スラグやバリが付着せず、滑らかな切断面を得ることができるので、仕上げなどの二次加工の作業は不要です。

細い切り幅

細い切り幅に加え、高精度で材料を選ばない加工技術によってお客様のビジネスのさらなる可能性を引き出します。ウォータージェットによる切断加工は、細い切り幅で加工できるため、その分間隔を詰めて加工でき、1つの素材からより多くの加工品を取れます。


ウォータージェット技術を活用している主な産業:

航空宇宙産業

自動車産業

エネルギー産業

石油・ガス産業

輸送産業

農産業

建築産業

美術・工芸品など

ウォータージェットは使いやすさにこだわった設計になっている

Flowのウォータージェットは、簡単な操作で様々な材料を切断加工することができ、セットアップやワークの固定作業は数分で終わります。どんな形状、大きさ、材質であっても、Flow独自のソフトウェアでの簡単な操作で高品質な加工を実現します。Flowのソフトウェアについての詳細はこちら

 

Flow独自のソフトウェアで簡単操作

自社作業の拡大

操作性の高さと機能の汎用性から、自社生産でも高い品質で仕上げることができます。

材料を選ばない加工

ウォータージェットは、不溶性の場合、基本的にどのような素材でも切断加工できます。アルミと鉄といった金属同士の複合材はもちろん、ステンレスと樹脂などの種類が違う素材でできた複合材でも加工が可能です。ウォータージェットの技術を活用すれば、こうした複素材も切断できるため、大幅な事業拡大が見込めます。

作業効率の向上

非常にスピーディなプログラミングと機械のセットアップにより、作業全体の効率アップに繋がります。

ウォータージェットは高い精度で切断できる

XYテーブルの安定性を始め、すべてに施された緻密な設計によって、ジェット水流の高い制御能力が維持され、ウォータージェットの高精度な加工が実現します。部品精度についての詳細はこちら

 

ウォータージェットの高精度な加工例

Flowのウォータージェットは非常に高い精度で部品を加工することができ、システムによっては+/-0.025mmの精度を発揮します。厚さ25.4mm未満の材料を加工する場合、固定式のウォータージェットシステムでは、一般的に+/-0.07mmから+/-0.12mmの精度で加工することができます。それ以上の厚さの材料の場合、+/-0.12mmから+/-2.5mmの精度での加工します。

部品精度は、メーカーによって大きく異なります。それは制御システムのような技術面での違いや、そもそもの機械構造にも違いがあるためです。

ウォータージェットのグリーンベネフィット

ウォータージェットは熱影響のない加工法のため、プラズマ切断やレーザー加工で生じてしまうスラグやドロスの付着、歪みなどが発生しません。

さらに、アブレイシブ切断加工で使用した研磨材と水はリサイクルが可能です。

グリーンベネフィットイメージ